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2.コストは高いが差別化は大きい

 土屋さんが賃貸マンションの建設に本腰を入れたのは2000年12月でした。(中略)ファイナンスや経営に関してはなんとかいけそうだとわかり、ではどのようなマンションを造るのかということになりました。そして土屋さんはご自身の経験を思い出し、「不健康なマンションでは困る」と悩んでいたのです。


 「健康な人は健康であることを忘れがちですが、お金も地位も名誉も、健康がなければ意味がありません。医師が経営する賃貸マンションでもありますし、まず健康に暮らせるマンションを第一のテーマにしました。しかし、具体的にどうしたらよいのかわかりません。そんなとき、『究極わが家「一〇〇年マンション」の誕生』が出たのです。たまたま広告を新聞で見つけて、すぐに書店へ買いに行き、一気に読んでしまいました」(中略)


 一つの問題は、建築コストが1割あまり高くつくということでしたが、外断熱マンションのメリットが大きな差別化になると考えて決断しました。


 「たしかに融資面で厳しかったのですが、江東区はマンション規制がされるくらいたくさんのマンションができていますし、不動産会社の人も『借りるより買ったほうがトク』と勧めます。そういうなかで競争することを考えれば、やはり住む人にとって他にはないメリットが必要だと思っていました。ペット可の部屋を用意したのもその一つですが、やはり住まいですから根本は健康で快適であることと考えました。また、オーナーとしては100年ももつ耐久性やそれによる資産価値も大きな魅力でした。経営をずっと続けられるという面で、これは安心です。


 外断熱というのは、竣工後の工事ではもっとコストがかかる。最初に決心してしまえば、あとあと『決断しておいてよかった』と必ず思うだろうと考え、決断しました」


 そして都の利子補給制度や民賃優良制度などを利用し、すべてとんとん拍子で計画は進んでいきました。


 「融資でも、外断熱なら、と理解してくれた面がありました。やはり賃貸物件としての差別化の点でアピールしたと思います。銀行の担当者は、康和地所さんの外断熱分譲マンション(中略)でも入居率が比較的早かったといった情報も持っていました。外断熱マンションの良さは、知っている人は知っているのですね」


転載:『「外断熱」からはじまるマンション選び!』堀内正純著

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投稿者 医院開業紹介センター :2008年6月17日

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